奈良きもの日和 燈花会浴衣着付のボランティアの皆さんへ表敬訪問

  • 2016.08.12 Friday
  • 13:06

奈良の夏の風物詩なら燈花会が、今年も8/5〜8/14の10日間 開催されていて、

浴衣を着てたくさんの方が燈花会を楽しんでいらっしゃいます。

 

奈良で着物を着て気軽に楽しく過ごせるイベントを活動的にがんばっていただいている奈良きもの日和さんが、

今年も燈花会の来場者向けに「無料ゆかた着崩れお直し」と「有料ゆかた着付け」をされています。

 

はじめて浴衣に挑戦した方々にとって、このようなサービスがあると安心して浴衣を着ることができますよね。

 

奈良きもの日和の皆さんはボランティアでこのサービスを提供されていて、その志に敬意を表し、

心ばかりの差し入れをさせていただきました。

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今年から開催場所が変更となり、近鉄奈良駅から近く、よりご利用しやすい場所に。

 

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和裁士として活躍している卒業生にも出会えることができ、

 

皆さんの着物にたいする純粋な気持ちに触れ、とても清々しい気持ちとなりました!

 

14日(日)までですが、是非燈花会に浴衣を着てご来場下さい。

着物を着て日本文化に触れ、日本を元気にしていきましょう!!

 

ちなみに奈良きもの日和さんは有志により運営されています。

現在、実行委員を募集をされていますので、主旨に賛同いただく方々は是非ご協力ください。

詳しくは奈良きもの日和のホームページをご覧ください。

 

古都奈良で 和裁 染色 織物 着物デザイン 着付けの技術を学ぶ大原和服専門学園のHPはこちら

 

 

伝統産業⇒文化ビジネスの未来図を聴講して?イノベーション

  • 2016.03.07 Monday
  • 11:20
伝統産業は、ガラパゴスの外に出て、新しいマーケットとの交流から得た知見をもとにイノベーションを起こすことで、大きなチャンスに変わる時代を迎えています。

しかし、一方で、日本人がイノベーションを中々起こしにくい脳の構造を持っているため、伝統産業に限らず日本そのものが低迷にあえいでいて、希望を見失っている状況にあります。

かつては、日本人の特性を遺憾なく発揮し、西洋のものをコツコツ改善をし、世界に誇る品質のものをつくることができました。

しかし、今は、日本人の特性がマイナスに働いて、なにを改善したらよいかわからない状況になっていると感じます。

日本人の特性は与えられた時に、スイッチボタンが押され、最大の強みが発揮されます。

今の時代は正解がない時代を歩んでいると感じます。

そのような時代は、まずやって見ることが大切だと思います。正解はなく、自信はないのですが、自分の心の声に素直に耳を傾け、素直にやって見る。

そして、最初は失敗が続きますが、その経験から勝ちパターンを編み出していく。そのようなプロセスを経た者だけ次の時代に残って行けるのかと思います。

その失敗している最中は、一番難しい局面だと思います。
そのような時に、日本人は語らい合うことができる同志が必要なのかと思います。

身分の低い幕末の志士達が、国を憂う思いのみで命をかけて活動し、新しい時代を作ったあの時代と同じように、成功事例や失敗事例を共有し、他の人の経験も参考にしながら、スピードを持って行動する大学習時代を迎えていると感じます。


しかし、隋や唐に学んだり、産業革命を経た西洋から学ぶ時代ではありません。

今、日本人が海外に留学する人が減少している理由の1つとして、このような背景を感じているからかもしれません。

今は、足元の日本を学ぶ時代に来ていると思います。
例えば、炊飯器は、日本の文化を電化製品にしたものです。お土産で爆買の対象になっています。
一方、液晶テレビは。。。。
ですね。

私が感じるこれからの時代は、ダブルスタンダードの時代に入ってきたのではないかと思います。
1つのスタンダードは、グローバルスタンダード。
もう一つがグローカルスタンダード。
日本の企業はどちらを選ぶのかを問われていると感じます。

グローバルスタンダードは、熾烈な世界競争の中で生き残らなければなりません。規模の拡大やコスト削減など世界規模で大きな再編が行われています。

一方、グローカルスタンダードは、間逆の方向に進んで行く必要があります。
その土地の歴史や気候風土から生み出されたものを、その土地の人の知恵や手を使い生み出されていくもの。それを世界に発信し、世界から評価されるグローカルなものを目指さなくてはなりません。
日本の着物や染織品もこちらになると思います。

他国で真似ができません。


ビジネスのやり方によっては大きなチャンスを秘めています。

しかも世界でも希少な歴史の継続性を持っている日本の長い歴史の風を帆に受け出航する時期が間近いと感じます。



道なき 道を行く

伝統産業文化ビジネス産業に変革され、グローカル企業の勃興が徐々にはじまりつつあります!

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伝統産業⇒文化ビジネスの未来図を聴講して?ガラパゴスの可能性。

  • 2016.02.26 Friday
  • 13:01
伝統産業は「続いている」ことに価値があり、その可能性が大きくなってきています。

パネルディスカッションでは、伝統産業「ガラパゴス」であったことに可能性があるとのことです。

ガラパゴス??

ガラパゴスは、携帯機器などでは悪い意味でよく使われますが、それが逆にチャンスがあるとのことです。

ほとんどの人が知らないということがチャンスだということです。


着物を例にすると

着物の染織の多くは、貴族、武家など支配階級や富裕な町人層の着物として、永い歴史の中、作り続けられてきました。

江戸時代に入ると商品経済が活発になり、藩の財政再建策の一環で地域地域で染織品の産業奨励が行われ、独自性のある染織産地が形成されてきました。

そして、明治に入り、技術の改良、機械化や化学染料などを使い生産コストを抑え大量に色鮮やかな染織品を生産することができる

ようになり、明治、大正、昭和初期に一般の人にも華やかな着物が着られるようになりました。

今なお、アンティーク着物として一つのカテゴリーとしてファンがいる魅力ある着物の世界が実現しました。



しかし、第二次世界大戦の敗戦を機に更に西洋化が進むことになり、一般庶民の洋装化が一気に進みました。

と同時に、この時は日本で初めて主要都市が焼け野原になり、大戦で焼失した膨大な着物に対する需要が一気に大きくなり、

一時的に作れば売れる「ガチャマン景気」と呼ばれるような着物業界が活況を呈する状況も同時に起こりました。

ガチャマン景気は、日本文化の残照がまだある中、日本の経済の発展、人口増加、物不足など諸条件が重なり、今までの永い日本の歴史の中で着物が奇跡的に爆発的に売れた時代だといえます。


そして洋装化の進行とともに、着物業界も普段着からフォーマルにシフトし、高級路線を進んでいきました。

そして、平成に入るころから日本の経済発展に陰りがでて、核家族化もすすみ、かつてあった家制度を背景とした日本のしきたりが衰退していきました。

特に、戦時中の食べ物がなかった困難な時代に大事に持っていた友禅や大島紬などの高級着物を農村に持っていき、食べ物に交換し、飢えをしのいだ時期がありました。いざという時に助けてもらえるものとして着物の価値がありました。

親として嫁入りするときに、恥ずかしくないように、またいざとなった時に娘の助けになるように、コツコツためて嫁入りの時に両親から子へ着物を持っていかせる愛情の結晶の「お仕着せ文化」がありました。

しかし、先代の持って来た着物がタンスに眠っている状況を見て「もったいない」という日本人の現実的な価値観によりさらに着物需要が減少し、それに対応するために業界では着物のレンタル化がすすみ、

加えて、タンスに眠っていた着物がリサイクル着物として市場に一気に放出され、トリプルパンチで急激に新しい着物の購買需要が縮小していきました。


しかし、よくよく考えると古代から日本の染織品は、ずーーと高級な和装の世界の中で供給され続けてきたのがわかります。

しかも和装の世界は縮小しているので、ほとんどの人が和装に使われている染織品を知らないことになります。

これがガラパゴスということです。



和装の染織品に限らず「着物」そのものもガラパゴスだと思いませんか。

つまりは、かつての明治・大正・昭和に形成された業界のできあがった仕組みの中で仕事をしてるだけでは縮小しているので、

ガラパゴスはピンチです。

しかし、その外に目を向けると知らない人がほとんどです。



ガラパゴス状態をチャンスにかえることができるかは、外に打って出るかどうかです。

外に打って出るということは挑戦するということです。



今回のパネルディスカッションの方々は、

海外・小売・ネット・・・などそれぞれの立ち位置で外に打って出ていらっしゃいました。



今迄に会ったことのないガラパゴスの外の人々と交流して、

自分たちの評価される点(=強み・武器⇒自信になる・やっててよかったと思える点)と改善しなければならない点を学び、

自分たちを変えていく!!



その時に、皆さん共通しておっしゃっていたのが、

どのように良さを伝えるかです。

これは永年ガラパゴスの中で仕事をしていると阿吽の呼吸で進むため、伝えることをあまりしないですみます。

そのため、自分たちだけで良さを考えるという事はとても難しいことです。

学生達の進路指導をしていて、自己分析しろと言っても簡単にできないのと同じです。

分かりやすく良さを伝えるためには、ガラパゴスから怖いですけど外に一歩踏み出し、

交流をしてみて、はずかしい思いや痛い目を遭いながら、自分たちのことを見つめなおし、

その繰り返しで形づくられていくと思います。



そこから新しい道が見えてくるのだと思います。

まずは、外に打って出る行動がとても大切だと思いました。

そこには勇気が必要です。



作家・司馬遼太郎さんがおっしゃっていた「道なき 道を 行く」です。

日本の着物に関わるものは、かつて天皇や貴族・武家などのトップセレブが身にまとっていたものを、

現代でも着物は高価なものという価値観にまもられ、他の国ではなくなっているような高度で精緻な技術が今なお継承されています。

世界は2極化が進む中、これをどう私たちが活かしていくのか?が問われています。



ガラパゴスの外に出るということは、イノベーションを起こすという事です。

しかし、日本人はイノベーションが不得意です。

ああ。失われた20年に戻ってしまいました。

これではダメです。

それでは、今私が業界を見て感じている日本人ができるイノベーションの仕方を次回書いてみたいと思います。






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伝統産業⇒文化ビジネスの未来図を聴講して?継続している価値。

  • 2016.02.25 Thursday
  • 16:56
同志社大学ビジネススクール伝統産業グローバル革新塾の10周年を記念して



伝統産業⇒文化ビジネスの未来図を聴講してきました。





私自身大変勉強になり、伝統産業のこれからの可能性を強く感じることができました。



講演を通して私が感じたことを書いてみたいと思います。



まず、伝統産業の価値は何か?



それは「続いている」ということです。











世界の国々のほとんどは大陸にあるため、長い歴史の中で様々な国々が興亡を繰り返しており、



日本ほど長い歴史をもち、継続した文化を醸成している国が稀で、その日本の中で伝統産業が育まれてきました。





それでは、なぜ日本は継続しているのか?



それは、日本の地理的条件にあります。







日本は、島国というまわりから攻め込みにくいという地理的条件に加えて、近隣に古くは世界の超大国だった中国がありました。



その中国は、秦の始皇帝以来、皇帝を中心とした官僚制度で広大な領土を統治していましたが、外戚の専横、官僚の腐敗、飢饉や北方の騎馬民族の侵略などにより、内乱がおこり群雄割拠の時代を経て、王朝が交代する易姓改革が繰り返し行われてきました。



また、中国の影響を強く受けた朝鮮半島の諸国も、相争っていました。



その大陸で滅んだ国の人々は、ボートピープルになり、日本に移動してきた人々が多数いました。



つまり、海に守られながらも、季節風や海流の影響で適度に高度な文明の風が流れ込んでくる地理的条件が、継続した独自の文明が形成されやすい奇跡の位置にあったと言えます。





それでは、異国人が漂流してきたその時に日本人はそのような人々をどう迎え入れたのか?



壱岐では海から来る人々を唐神として祀っています。

また、折口信夫さんの常世から来る精霊の交流としてのまれびとの考えからも、海から渡ってきた人々を特別な存在として迎え入れていたのではないかと想像します。



つまり、超大国の人々が流れついてくるので、排除するのではなく、自分達の生活を豊かにしてくれる人々として、外から来る人々を迎え入れていたと思います。



まさに、舟に乗ってくる七福神的に見ていたのではないかと感じます。



今、EUで起こっているシリア難民を受け入れるヨーロッパの人々の考え方とは反対の考え方ですね。



外から来るものを柔軟に受け入れ、包含していく日本人の特性が、超大国の隣の島国という立地により形成されたのではないかと思います。





加えて、日本人自体が継続するに適した脳をもっていることも理由に挙げられます。







脳科学者の中野信子先生の本に紹介されていましたが、日本人にはセロトニントランスポーター(幸せのホルモンのセロトニンを循環させるポンプの役割)の密度が低いため、ポジティブに楽観的に考えることが苦手で、不安になりやすく慎重で空気を読むことが得意な人の割合が高いということです。



つまり、周りから違う意見が出ると不安になり前に進むことができなくなるため、イノベーションを起こすことが苦手で、世界一心配性で弱点を見つけて改善するのが得意な民族とのことです。



トヨタのカイゼンやロングラン商品が多い理由や日本に長い社歴の会社が多い理由がこの日本人の性格に由来するということになると思います。



つまり、超大国中国の隣の島国という立地を活かして

最先端の技術や知識を緩やかに受け入れ、持続して改善していく

周りの人たちに迷惑をかけることなく、真面目にコツコツ生きていく日本人の特性が、伝統産業を残こしているといえます。



その伝統産業が、継続している価値何故今大切なのか?



現在は物が溢れている時代で、需要と供給のバランスが崩れ、機械化や海外の生産量の増加などの理由により



どんどん物が作れてしまう状態になっています。







需要が少なく供給が多いと物の値段が下がるので、どんどん値段が下がる時代にいるといえます。







逆に、付加価値を上げようしても、品質が良いことは当たり前で、



多少デザインが良くても売れない時代にあります。





そこで、その物の持っている歴史などの背景やストーリーが大変重要になってきています。





そこに伝統産業の可能性があるということです。



それはわかりますが、

しかし、いまでも失われた20年が続いています。

伝統産業の軌跡も同じ道を歩んでいます。



伝統産業を育んだ島国と日本人の特性が今はネックになっているのかと感じます。



次回は、

それを踏まえた現状の打開と着物業界の新たな可能性を書いてみたいと思います。





和裁・染色・織物・着物デザイン・着付の技術を学ぶ大原和服専門学園のホームページはこちら





















































きくちいまさんの新刊のご紹介。

  • 2015.07.25 Saturday
  • 20:17
先日、きくちいまさんの新刊を祝うパーティーが開催され、

私も参加させていただきました。
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参加者約80名全員が着物。

とても楽しいひと時を過ごさせていただきました。

今回の新刊は「きくちいまが伝えたい!40代からの新・着物生活/実業之日本社」です。
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内容は、きくちいまさんが毎日着物をきていらっしゃいますので、

毎日の経験から得た知恵がたくさん詰まっていて、とても使える工夫が盛りだくさんです。

今までルールに縛られていた着物をもっと自由に開放的にという考え方はとても参考になると思います。

1868年に明治維新が起こり、日本は西洋化の道を進んできました。

それから約150年経ち、日本は立派な先進国として成長とげました。

しかし、日本の文化は、西洋化の流れで逆に捨ててきていたのではないでしょうか。

その中で、着物が生きた衣服として息吹を与えていただける「きくちいまさん」が今の時代に生きてくださっていることは、

我々にとってとても幸せなことだなあと、この本を読ませていただいてしみじみ感じています。

きものの救世主です!

是非、いまさんの新刊をご覧いただき、生活の中で楽しめる着物の世界を発見してみてください。

いまさんのホームページはこちら

和裁・染め・織・図案・着付の技術を学ぶ大原和服専門学園のホームページはこちら。
 

東京上野の男の着物専門店を訪ねて

  • 2015.03.12 Thursday
  • 12:58
3月8日(日)に着物サローネでお会いした藤木屋の木寺さんを訪ねてお店に伺いました。

お店は、東京上野駅から歩いてすぐのところにありました。

藤木屋さんは、大変めずらしい男物の着物のお店です。特にはじめて着物を着たい方や普段から着物を着たい方には最適なお店です。

入って感じたのが、店主の木寺さんの気さくな人柄です。
それが、商品やお店の雰囲気に現れていて、また気軽に覗いてみたいなという、格式のある呉服店にありがちなオーラが全くないお店です。



そして、普通の着物店にない特徴が、スーツも作ることができるところです。

着物とスーツの組み合わせは、ファッションとして着物に興味を持たれた方が、気持ち的に入りやすく、
木寺さんがもともと百貨店でスーツに携わっていた経験からでたオリジナルな組み合わせです。

そして、一番感じ入ったのが、
魔法の机が1つあり、

これが1台何役もこなしていて、省スペースを考えて利用をされている点でした。

これは正に日本的発想です。

日本家屋の座敷の使い方と一緒だと思って感動していたのですが、
ちょうど着物を着て来られたお客様が、日本家屋を新しいカタチで作られている建築家の方で、本当に偶然だったのですが、出会いに運命的なものをかんじました。

このような話になったのも、本当にお客様とお店の心の距離感が近い着物店だからこそで、
これからますます着物ファンの男子を生み出していただけること間違いなしです。

日本が文化的に豊かになるためにも、
着物を始める方を育てるお店を応援していきましょう。


藤木屋さんのホームページはこちら。

和裁・和のデザイン・染め・織り・着付の技術を学ぶ大原和服専門学園のホームページはこちら


個別見学の方の話を聞いてうれしかったこと「新しい着物の幕開けの予感」

  • 2015.03.10 Tuesday
  • 08:45
先日、当学園に見学に来ていただいた方の話しが、

とてもすばらしかったので少し話をさせていただきます。

最初少し話をきいた時に、着物をご存知の方だったので

きもの業界のことを話させていただきました。


今、きもの業界は大きな変化の時で、

一番大きな変化が、

「所有する着物」→「着る着物」に変わってきていることです。


見学に来た方は、着物に慣れ親しむ環境があり、

しかも外国語大学で学ばれ、海外への留学経験もある方なので

色々な角度から着物の価値を感じていらっしゃるのがよくわかりました。

そして一番素晴らしいと感じたのが、着物が好きでよく着るので、

こんな工夫をしたりなど色々アイデアをお持ちだったことです。

これは、実はとても大切なことなんのです。


所有文化の着物は、伝統的な格のある着物が中心ですので、

ルールなどがいろいろあります。ルールから外れるとダメだといわれる着物です。

なぜなら、自分が楽しむものではなく、

その場にふさわしいか。

相手がどう見るのか。

という視点を重んじる着物だからです。


いままで、着物と言えばルールがあって難しいものと思われていた理由です。


しかし、

今は、着物文化を次の時代にバトンタッチができるか岐路に立っています。

そこで、彼女のような着る着物という視点がとても大切になってきているのです。

自分で買ったり着たりする着物は、様々な工夫が生まれてきます。

その工夫が文化をつくるのです。

その結果、次の時代に着物をバトンタッチできるのです。


彼女と接して、「着物の新しい時代の幕開け」を感じました。

そしてなにより、うれしかったのが2月に当学園の学生と着付けのボランティアで知り合って、

彼女が話している内容が私が感じている着物の考え方と同じだったので、

見学にきたんですと言っていたことです。

「他の学校は見学にいったの?」

「いや大原さんだけです!!」

人に影響を与えるまでに成長しているんだなあと在校生のたくましさを感じました。

1人1人・個性と志をもった新入生が入ってきてくれて頼もしいかぎりです。

うれしかったです。良い日でした。

※ブログで紹介することは、本人の了解を頂いて記載しています。


和裁・着物のデザイン・染・織・着付のプロを育成する大原和服専門学園のホームページはこちら。









 

突然の見学者とお会いできうれしかったこと

  • 2015.02.23 Monday
  • 21:05
今日、とてもうれしい見学者をお迎えすることができました。

そのお話を少しさせていただきます。


今日の朝、とても焦ったように、

「今から学校見学に行っていいのですか?」

と電話がありました。

「もちろん大丈夫ですよ。今どちらにいらっしゃるのですか?」

「京都です。」

と平静を装ってお話を聞いてしたのですが、

何か特別な事情がある方なのかと内心ドキドキしてお待ちしていました。


お昼まえに来られたらなんとお母様も一緒におこしになられていました。

ますます????です。

「栃木から夜行バスできたんです。」

「えっ」

実は、学園が21日(土)・22日(日)と休みだったので、

当学園を数日前にインターネットでお知りになられ、

まずは行ってみようと栃木から京都行きの夜行バスに飛び乗って奈良まで来校されたとのことでした。


私どもは、大切な人生をお預かりをするということをとても意識していて、

ありのままのことを実感していただくように見学者をお迎えしています。

そして最後はほかでもない進学する本人がここにしようと決めて進学いただくことが大切だと考えています。

そのため、説得などの話しは一切しません。


色々お話をお伺いしていると、

東京の大学を今年卒業予定で、なんと就職の内定も得ているにもかかわらず、

内定を蹴って着物の学校に進学したいと決意をされた方でした。


内定をもらってもなにかが違うともやもやされていたとのことで、

年末に着物がやりたいと思い至り、

そこから

弟子入りする道や東京の着物の学校等いろいろ見られどうしようかと迷われている中で

先週の末に当学園のHPに出会われたそうです。


その気持ちに感激してしまいました。

夕方まで学校をご案内したのですが、最後に来てよかったです。

とお母さんに言っていただきお手伝いができたとほっと安心いたしました。



今日の見学者の方は、突然の訪問だったので、大変恐縮されていて

「すみません」と何度もおっしゃっていたのですが、

私は、自分の道を切り拓くために、まず行動をされた勇気に敬意を表したいと感じています。

先を考えすぎて、委縮して行動できないことのほうがもったいないことだと感じています。

悩むならまず行動。

その経験から学び、

次の行動に繫げていく。このようなプロセスがとても大切だと思います。


もし、悩まれている方がいらっしゃれば遠慮なさらず、

いつでも大丈夫なので、見学に来てくださね。

みなさんの新進路発見の応援していますよ。

※ちなみにブログへのアップは、ご本人さんの了解を得て記載しています。


和裁・和のデザイン・染織・着付の技術を身につける専門学校。大原和服専門学園のホームページはこちら。




















 

目白の素敵な着物店を訪ねて

  • 2015.02.21 Saturday
  • 04:37
2月20日(金)に東京・目白の「花想容」さんにお伺いしました。


以前から色々な方に、一度は行ったほうがいいお店だよと聞いていましたので、


いよいよ念願かなってお伺いすることができました。


セレブ感漂うマンションがそこかしこにある閑静な住宅街の中、


異次元空間のようにひっそりとお店がありました。




よくあるきもの屋さんの概念をこえているお店です。


古い町屋を改装したお店で、家に帰るような懐かしい気持ちになります。


まず、入口が最初分からず、縁側から入るんですね。


この花想容の店主・中野光太郎さんとは、昨年のきものサローネでご縁をいただきました。


昔は劇団をされていたということで、着物を着たいと感じている人が買いたいと思う着物と出会うまでのストーリーがあるお店だというのが第一印象でした。

そのひとがほしいと思うその時までのゆっくり気持ちを育てる時間が許されるお店です。


カフェで和の空間を楽しみながら、着付レッスンあり、そして中野さんの世界観の着物あり。


もちろんカフェだけの利用されても全然OKです。


お店で過ごす時間の中で、着物の知識や経験を深め、自分が気に入った着物と出会う。


ゆっくりと着物好きを育てる場所が、中野光太郎さんの「花想容」さんです。


是非一度興味のある方はお尋ねください。いつもと違った時間を過ごすことができますよ。


花想容さんのホームページはこちら
きもののプロを育てる専門学校・大原和服専門学園のホームページはこちら

 

新年を迎え学生に話したこと

  • 2015.01.17 Saturday
  • 12:43
みなさん

遅くなりましたが、本年もよろしくお願いいたします。

今年は、連休や学校行事の振り替えなどがあり、1月13日が新年の授業開始となりました。

日々学生達に直接話しをする機会が少ないので、節目を迎える機会に全員集めて朝のひととき話しをしました。

今年は、「もっと勉強をしょう!」ということを話しをしました。

昨年の消費税増税から時代が進むスピードが、速くなってきた感がありました。

そして、大河ドラマが「花燃ゆ」。

吉田松陰と松下村塾の話です。

そこで感じたことが、戦国時代や幕末動乱期のような大変革の時代に本格的に入ってきたなということです。


まだまだ、これからが変わる時。

そこで、学ぶということの必要性がますます大切になっていると学生達に話しをしました。

松陰の時代、隣国清は、アヘン戦争で西洋諸国に負け、鎖国をしている日本の海に西洋諸国の船が頻繁に出没していた時代です。

そのような時代背景の中、
松陰は脱藩や黒船に乗り込むなど、禁止されていることを次々おこないましたが、それは何故だったのか?


松陰は、人一倍勉強していたため、今のままではダメだ!という日本の危機を誰よりも早く強く感じていたんだと思います。

それに対して必死に学び行動する松陰の姿をみて、松下村塾の人々が育ったんだと感じています。

今の日本は大変大きな変化の時代を迎えています。

しかし、かつての明治維新の時のような西洋文明をまなび、産業化する時代ではありません。

日本は充分に学びきって高度な文明世界を実現しています。

かつての成功体験を磨いても、東アジア諸国とはコストの面で太刀打ちできません。

これからは、他の国々できないことを際立たせることが大切だと考えています。
それは、やはり世界に誇る日本文化を色々な面で取り入れるということです。

改めて原点に戻り、日本を学び直す時代になってきたと思います。

当学園に入学する学生達は、そのあたりの感度が高い学生が多いと思います。

着物を学ぶ学生達がより一層活躍する時代が、もう直ぐに到来する予感がします。

今年の大原和服専門学園は襟を正し、学習と行動元年にしていきたいと思います。
改めて本年もよろしくお願いいたします。




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