着物メーカーのお仕事 糸目の表現は無限。向上心を持って絶えず技術を向上!

  • 2018.08.09 Thursday
  • 21:15

坂部早彩さん(2018年3月 着物染織科卒業)三重県・みえ夢学園

(有)成謙工房謙蔵勤務

 

 私は、小学校の時、昼休みになるとすぐにノートを開いて絵を描いているくらい絵が好きでした。それもあり、高校では普通科高校ではなく、美術の授業もあり大学のように自分で単位が選択できる地元の高校に進学しました。高校卒業後の進路を考えた時に、コンピュータを使ったデザインの専門学校も見学に行ったのですが、手で描くことが好きな私は、パソコンでデザインをするのはちょっと違うのかなと感じ、大原和服の体験入学会に参加した時に、着物は手で布に直接描くことを知り、とても新鮮であたらしく感じました。

 

 私は人と同じことをするのがイヤで、難しいことや新しいことに挑戦がしたかったので、大原和服に入学しました。

在学中には、染色・織物・着物デザイン・着付など様々なことに取り組みましたが、その中で一番やりがいを感じたのが染色の授業の中の友禅の糸目糊置きの実習でした。

 

 最終学年で進路を決める際に様々な会社に見学に行ったのですが、最終的には一番やりたかったことに辿りつき、学園から紹介してもらった現在の会社に糸目糊置きの職人として就職しました。

現在は下絵・彩色なども社員で一貫工程でおこなっている着物のメーカー(京友禅)で糸目糊置職人として仕事をしています。

今は、糸目職人として日々勉強の毎日です。1つ1つの商品は下絵が異なっているので、どこからどのように糸目をおいていったら早くきれいにできるか日々考えながら仕事をしています。また、後工程の人が仕事をやりやすいように、糸目の線の盛り方なども意識して作業をしています。

これも学園で下絵、糸目、彩色とトータルでやっていたからこそ考えることができると感じています。


仕事でパリのエッフェル塔を八つ橋に模した図柄の糸目を置く時に、前の橋と後ろのエッフェル塔を線の太さで遠近感を出すことに挑戦しました。糸目の仕事をやっていて、表現方法が無限にあることを日々の仕事を通して実感しています。この糸目は坂部さんの糸目だと言われる糸目を置けるように絶えず向上心をもって技術を高めていきたいです。

 

古都奈良で和裁・染色・織物・着物デザイン・着付の技術を学ぶ大原和服専門学園のHPはこちら

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